東側正面、道路をはさんで反対側に奥行きおよそ200mの調整池があり、一般的な住宅地内では味わうことのできない奥行き感と、開放感たっぷりの敷地環境となっています。
建物内部は全部で6段階の床レベルで、リビングを中心に各室が立体的にバランスよく配されており、家族の気配がいつでも感じられる関係が保たれています。さらにこの床レベル差は、外部の奥行き感・開放感とも密な関係をもたらしています。
また、SW工法やLow-eガラスの採用により、エネルギーロスを少なくすることで、地球環境とも優しい関係となっています。
ひかえめな開放感の外観
調整池に対して約3m角の開口部が大胆に口を広げています。
可能な限りの大開口を作るのではなく、ヒューマンスケールや建物サイズに合わせて、ひかえめでかつ開放感もそなえた外観としました。
ひかえめでかつ大胆な開口を持つ東側立面
調整池内にある公園からの見え方
人をまねく玄関ホール(1段目)
玄関ホールは寝室入口ホールを兼ねたこじんまりとした空間。
天井は家の屋根を形づくり、路地裏のようにやさしくにひとを迎え入れます。
シンプルデザインの玄関ホール
愛猫インディがお出迎え
階段下倉庫は愛猫インディのトイレ。
扉にはスウィング式の出入口が
落ち着いた雰囲気の主寝室(1段目)
必要最小限の広さにとどめ、オープンのウォークインクローゼットも併置し、夫婦2人ための機能的空間。
シンプルかつ落ち着いた雰囲気の空間となっています。
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東向きの窓ひとつ。
朝の日差しが心地よい目覚ましです。 -
主寝室内のクローゼットコーナー。
シンプルながら大容量。
つながる寝室(1段目)
子供のための部屋。
建物内最下段、かつ敷地奥に位置するこの部屋は、ひかりが入りづらく、また玄関ホールから直接の出入りとなるため家族とのコミュニケーションが途絶える可能性があります。
そこで、2階リビング(4段目)からロフト(3段目)を介し、ひかりと家族の気配を同時にこの部屋に取り込むことで、 明るさや家族のつながりを確保することができました。
窓の向こうには隣家が迫り、窓からの明かりは
あまり期待できません。
ロフトを介するひかりが良い方に期待を裏切りました。「ひかり」がリビングから寝室まで
ふりそそぎます。最高高さが3.7m 。この空間が明るさと
家族の気配を感じさせてくれます。リビングからロフトを覗くと
寝室までつながっています。
おしゃれトイレ(2段目)
各室内は白を基調にしたシンプルで、ラフな装いであるにもかかわらず、このトイレはちょっとフォーマル。
階段途中に位置した完全な特別空間。
ひろがりが止まらないリビング(4段目)
建物の中心的存在のこのリビングは、最高高さ約5.5mの天井高で、東面にはH3m×W3mのパノラマビュー、
南面にはテラスとつながるH3.5m×W3mの日差したっぷりのサンウィンドウを有し、それぞれの要素が空間、視界、明るさを
めいっぱい膨張させ、家族の間として最高の居住空間となっています。
また、南側の約7帖のテラスはリビングとひと続きとなり、天空のリビングとしてさらなるひろがりを見せています。
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リビングの大空間の天井にはシーリングファンが。
このファンが大空間の熱効率UPに大活躍です。 -
視界良好の東側。開放感バツグンです。
愛猫インディも空を見上げます。
明るさたっぷりの南側。
テラスとの一体感が空間のひろがりを
2重3重にも増幅させています。1段下がったロフトは現在、子供たちの遊び場。
ロフトの向こうは子供の寝室につながります。
床レベルの差が良好な視界と空間の広がり、
ほどよい明るさを確保してくれます。
パノラマカフェのダイニングキッチン(5段目)
床の仕上を無機質な素材でさらに色のトーンを押さえることで、リビングの無垢フローリングとのギャップが生じ、
1段上がったこのダイニングキッチンが段差以上の距離感を感じさせています。
この距離感とリビングとの段差による距離が、より展望台のようなパノラマビューを楽しませてくれています。
ダイニングからの眺め。
1段下がったリビングの存在は薄れ、
風景が直接飛び込んできます。リビングのナチュラルテイストの床とは相反して
無機質でクールなカラーの仕上にする事で、
同じ空間にありながら、違った雰囲気が楽しめます。


ライブラリーとの段差には床下収納があります。
段差の隙間も有効活用。
バックカウンターの吊り戸は量販店で購入。
下部カウンターはオープンとし、
使い勝手に併せたオーナーオリジナル。アイランドキッチンはCUCCINAの「souks」。
大型のキッチンで機能性はバツグン。
黒のデザインが空間を引き締めてくれます。
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キッチンからはライブラリー、ダイニング、リビングと全てが見渡せ、もちろん、窓の向こうの景色も楽しめます。こちらは陰の司令塔。
司令塔のライブラリー(6段目)
この建物での最上段。
ご主人、奥様のワークスペースとして、また、お子様の勉強スペースとして、最高の見晴らしとともに
家族皆の気配を感じながらの作業ができます。
パソコンのモニター越しに遠くをながめてほっと一息。
カウンター下はパソコンケーブルが収納され
机上はスッキリ。-
仕事の書類、趣味の本、子供たちの絵本。
家族みんなのライブラリ。 -
- モニター越しの景色がやすらぎです。